柿渋+銀(Ag)イオンとは TR+Agの柿渋と銀イオンを組み合わせた技術は、特許認定を受けています。 その可能性は大きく、繊維や建材の抗菌・抗ウイルスに留まらず、水質浄化、砂場のクリーニングなどを始め幅広い環境浄化への貢献も期待できます。 TR+Agの開発メーカーは建築塗装分野での60年以上にわたる経験から防水、防腐、殺菌力、抗菌効果を持つ柿渋タンニンを活用してきました。さらに銀(Ag)イオンのカビ、大腸菌、ウイルス等を不活化する力に注目し、水産試験場で稚魚の成育を阻害するカビ菌の繁殖を防ぎたいという依頼を受けて、稚魚のふ化を促す繊維素材に抗菌材として試用したところ全く効果がないという意外な結果となりました。銀(Ag)イオンは水に流れしまい、定着しなかったのです。この経験から水に流れやすく定着しにくい銀(Ag)イオンの欠点を柿渋タンニンとの組み合わせでカバーする「柿渋+銀(Ag)イオン」を開発し、特許を取得。日常生活に利用しやすい形でガーゼなどの繊維製品、ゼオライトなどの多孔質に担持することにも成功しました。 銀(Ag)イオンはカビ、大腸菌、ウイルス、黄色ブドウ球菌などに対する抗菌材として利用されています。当社はこれを柿渋と合わせることで水に弱い銀イオンの欠点を克服することに成功しました。柿渋+銀(Ag)イオンを担持させたガーゼと銀のみを担持したガーゼの抗菌作用を比較すると、柿渋+銀(Ag)イオンは菌の増殖に対し大きな働きを示しています。 抗菌繊維 細菌を用いた抗菌性能評価試験 【条件】無加工繊維で、肺炎桿菌培養 【結果】大量の細菌繁殖が検知される 【条件】加工繊維で肺炎桿菌培養 【結果】 99.9%の細菌が除去されている 抗菌活性値 5.9検知 参考JIS(抗菌活性値2.0以上=抗菌率99%) 地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所 天井多孔質ボード材 細菌を用いた抗菌性能評価試験 【条件】無加工材で大腸菌培養 【結果】大量の細菌繁殖が検知される <検査機関> KISTEC 地方独立行政法人・神奈川県立産業技術総合研究所 【条件】加工材で大腸菌培養 【結果】 培養99.9%の細菌が除去されている 抗菌活性値 7.3検知 参考JIS(抗菌活性値2.0以上=抗菌率99%) 新型コロナウイルスを用いた抗ウイルス性能評価 細菌を用いた抗菌性能評価試験(シェーク法) ウイルスを用いた抗ウイルス性能評価試験 細菌を用いた抗菌性能評価試験 2.0以上(滅菌率99%にあたる)で抗菌効果があると認められている 静菌活性値が「柿渋+銀(Ag)イオン」担持ガーゼで 5.6以上、洗濯後も5.7以上という高い数値が確認されました。 初発菌数670,000/ml(下記AとBに配合) 【24時間経過後の菌数】 (A)空実験/菌数:9,600,000/ml(増加) (B)多孔質材/菌数:130/ml(減少) 柿渋+銀(Ag)イオンで抗菌したB(多孔質材)はA と比べ 73,800分の1に減菌されました。 柿渋について 製品のご紹介 活用例・導入事例 購入はこちら